城崎温泉(兵庫県豊岡市)
出張のついでに城崎温泉に入りにいきました。城崎温泉は、外湯巡りでよくしられていますが、今回は、時間の都合で鸛の湯・曼荼羅湯・一の湯の三つに入りました。いずれも無色透明、無臭、塩味のある湯です。どの湯も塩素消毒がおこなわれています。
成分分析表は、いくつかの泉源をブレンドした湯による成分分析がおこなわれています。各外湯の湯もブレンドされているのでしょうか。
ただし、温泉寺の飲湯場にわき出している湯は、少し硫黄臭があります。まったく手を加えていない湯は、少し違うのかもしれません。
曼荼羅湯 養老元年(717)温泉寺開祖道智上人による一千日の供養によってわき出たとされる湯です。規模はあまり大きくありません。湯も塩素臭がしていま一つです。
一の湯 規模は大きいです。曼荼羅湯と比べて塩素臭は気になりません。湯船も広々として、二階は休憩所になっています。
鸛の湯 舒明天皇の御代コウノトリが足の傷をいやしたことから発見されたといういわれを持つ湯です。 内湯は、一の湯や曼荼羅湯と同じで、どうということのない湯ですが、庭園風呂(露天風呂)はまったく違います。湯につかっているとすぐに体中に細かな二酸化炭素の泡がびっしりととりつき、泡が立ち上ってきます。ここだけは別の泉源なのでしょうか。あるいは、内湯のように常に波立つくらいに湯が供給されていないからでしょうか。今回入った三つの湯の中では、鸛の湯の庭園風呂だけは別格です。温泉街の一番奥で、後回しになってしまうかもしれませんが、今回入った三つの湯の中では、是非とも入っておきたい湯です。
駅から続く三階建ての木造旅館の連なりは他の地域ではそう見られるものではないと思います。
外湯めぐり 各湯の料金は600円ほどですが、共通の入浴券が1200円であります。
交通 駐車場は、温泉街の一番奥にたくさんあります。